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セスナ機着陸失敗、オーバーラン

状況としては着陸時にバウンド、ゴーラウンドを試みるもののプロペラが変形していたのでそのままオーバーランというものです。
本当かどうかはわかりませんが自分の予測だと、前後輪同時または前輪のみが接地してバウンド、その際プロペラが滑走路に当たって変形し十分な推力が得られなくなり、ゴーアラウンドを試みたものの上昇できずにオーバーラン、といったところでしょうか。
プロペラの変形は離陸・巡航ができていたのですから、着陸時に変形したと考えられます。
前輪がもげていたということからも前輪に負荷がかかったと想像できます。
飛行機は基本的に後輪から接地します。そのため後輪は接地に耐えられるようにできていますが、前輪は前輪から接地することは考えられて設計されていないので、前輪から接地すれば場合によっては破壊されてしまいます。
接地点が滑走路中心付近であったことからも接地自体を急いでいた可能性もあります。
パイロットがゴーアラウンドではなく着陸を強行したようにも思われます。
いずれにしろ怪我人もでなかったようでよかったです。
着陸時の判断ミスや操縦ミスは時には命取りになりますので気をつけてもらいたいものです。

 26日午前8時45分ごろ、東京都調布市の調布飛行場で、小型機セスナ210が着陸しようとして失敗、滑走路を越え、草むらに突っ込んで止まった。30代の男性2人が乗っていたが、けがはなかった。

 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官2人を派遣、原因を調べている。

 警視庁調布署などによると、セスナ210は午前8時半ごろ、埼玉県桶川市のホンダエアポートを離陸。調布飛行場に着陸時に大きくバウンドしたため再度離陸しようと浮き上がったが、プロペラが変形していたため推力が上がらず失敗。再着地後、滑走路南端の草むらに突っ込んだという。

 機体は前輪や胴体などが破損した。

 調布飛行場では、伊豆諸島への定期便も往復20便があるが、現場検証などのため12便が欠航した。

 [2008年9月26日16時14分]
調布飛行場で小型機が草むらに突っ込む」nikkansports.comより

飛行計画承認前に離陸許可、双方気付かず

通常の定期運行便は天候が悪くても飛べるように計器飛行方式で飛んでいます。
計器飛行方式で飛行を行うときは事前に管制から飛行計画の承認を受ける必要があります。承認を受けることでその計画通りに飛行することができます。

今回は飛行計画が承認される前に離陸許可が出たとのことですが、これは航空法的に少し問題がありました。
航空法第九十七条には

航空機は、計器飛行方式により、航空交通管制圏若しくは航空交通情報圏に係る空港等から出発し、又は航空交通管制区、航空交通管制圏若しくは航空交通情報圏を飛行しようとするときは、国土交通省令で定めるところにより国土交通大臣に飛行計画を通報し、その承認を受けなければならない。承認を受けた飛行計画を変更しようとするときも、同様とする。

と書かれています。
釧路空港は航空管制圏にかかわる空港で、HAC機も計器飛行方式で飛行しました。
つまり、本来なら出発前に管制承認を受けなければいけなかったところ、管制承認を受ける前に出発してしまったということです。

札幌管制区管制所から飛行計画の承認は出されていたようなので、管制官の伝え忘れ・パイロットの受け取り忘れのようです。
パイロットが地上走行を要求したのは承認を受け取ったと勘違いしたのか、それとも時間がないので地上走行中に承認を受け取ろうとしたのか、管制官が地上走行を許可したのは承認を伝えたと勘違いしたのか、それとも地上走行中に伝えようとしたのか、どちらなのでしょう。
とにかく双方とも離陸時には承認については忘れていたようです。

管制承認は管制間隔をとるためにも重要なものです。今回はもとの計画からほとんど変更点がなかったため、管制官も気に留めなかったのでしょう。
いつも決まったような流れですから、パイロット・管制官双方とも油断していたのでしょう。

パイロットと管制官の意思疎通についてはたびたび問題になっていますが、復唱の徹底やパイロット・管制官の安全意識の向上に努めてもらいたいものです。

 四日午後三時六分ごろ、北海道の釧路空港で、札幌・丘珠空港行きの北海道エアシステム(HAC)2864便サーブ340(乗客乗員三十四人)に対し、管制官が飛行計画の承認をする前に、離陸許可を出した。

 2864便も承認の確認をしないまま離陸。ほかの航空機への影響などはなかった。国土交通省は同日、航空法で定められた手続きにのっとっていないとして、釧路空港事務所とHACに口頭注意するとともに再発防止策を講ずるよう指示した。

 国交省によると、航空法は計器飛行の際、国交相に飛行計画を出し、承認を得なければならないと定めている。通常、駐機場を離れる十分程度前に管制官から承認を受けるが、今回は出発前の承認要請に対し、管制官は「待て」と保留したという。

 離陸の約一分後、承認を受けていないことに気付いた操縦士が管制官に指摘、管制官が承認したことを伝えたという。

 管制をめぐっては、昨年六月に新千歳空港で管制官が指示を誤り離陸直前のスカイマーク機の前を着陸した全日空機が横断。大阪空港でも昨年九月に着陸した日航機が、管制官の許可がないまま滑走路を横断するなどトラブルが続いている。

 国交省は、管制指示に対して操縦士が復唱するべき項目を来年三月までにルール化したマニュアルを策定するなど再発防止を進めている。
飛行計画承認前に離陸許可 操縦士もそのまま離陸」中国新聞ニュースより

広島県防災ヘリ、計器異常で緊急着陸

ヘリコプターは飛行機と違って滑空できませんから、飛行性能に影響を与える異常事態が起きればすぐに着陸しないと危険です。そのため、たびたびヘリコプターが飛行場でないところに緊急着陸するわけです。
今回は計器の異常とのことですが、もしかしたら油圧系統の異常があるということを考えると今回の対応は正しかったわけです。
防災を担うヘリなのですから、しっりと整備・再発防止に努めてもらいたいものです。

 2日午前10時5分ごろ、広島県三原市の広島空港北北西約9キロ付近を飛行していた県防災ヘリコプター(ベル412)の計器類に異常が発生、同市内の野球場に着陸した。操縦士ら乗組員7人にけがはなく、機体への損傷もなかった。

 県危機管理課によると、ヘリは、広島空港を離陸し、三次市へ向かう途中。高度460メートルで、メーンローター部分に動力を伝える、ギアボックスの油圧計の数値が下がるなどした。離陸前の点検では異常はなかったという。

 同ヘリには、県内の消防本部などから防災航空隊として派遣された消防職員らが搭乗。10月に開催される県総合防災訓練の会場となる河川の調査や、通信状況の確認を行う予定だった。
広島県の防災ヘリ、計器異常で緊急着陸」MSN産経ニュースより

イテク・エアー機墜落

Itek Air B737-200

Itek Air B737-200 ※写真は今回の事故とは何ら関係はありません

詳しいことはわからないですが、とにかく離陸後にトラブルが発生したようです。その後急減圧が起きたようです。
今回の減圧は事故の要因ではなくて、機体の破損による一つの現象ではないかと思います。
情報が少ないゆえ何がおきたか詳しいことがわからないので、これ以上コメントすることはできませんが、最近立て続けに事故が発生しているので、ぜひ安全対策を行ってもらいたいものです。

 【モスクワ=星井麻紀】中央アジア・キルギスの首都ビシケクのマナス国際空港付近であった旅客機事故で、インタファクス通信は25日、政府筋の話として乗客83人と乗員7人が搭乗、68人が死亡、22人が生存と伝えた。離陸直後に機体トラブルが起きたとの情報もある。政府筋は、テロの可能性を否定しているという。

 ロイター通信によると、同国のチュジノフ首相は、キルギス人以外の外国人乗客は中国、トルコ、イラン、カナダ国籍の51人と発表。日本人は含まれていない模様。離陸直後に客室内で急激な減圧が起きて緊急着陸が必要になり、空港に引き返そうとしていたと説明した。キルギス運輸省によると、機体は79年に製造され、2カ月前に点検。イタル・タス通信によると、事故機は事故の2時間前にモスクワから到着し、出発前の点検でも異常はなかったという。

 事故機は、同国の民間航空会社「イテク・エイル」のテヘラン行きボーイング737―200型旅客機。乗客には地元の少年バレーボールチームのメンバー17人が含まれているという。
離陸直後に急減圧 キルギスの旅客機墜落」asahi.comより

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